2011.04.26 京都市東山区
角がカーブしていて不思議な存在感がある。よく見るといろいろおもしろいことをしている。窓は上下2段の引き違いだが建具それぞれを9分割している。これは障子をイメージしているのだろう。塔屋の庇の四隅を少し上へ尖らせているのも和風を意識している証拠だ(写真下)。タテ樋は普通は柱型に取り付けるものだが、ここでは窓と窓のあいだの壁に付けているのは珍しい。校舎の途中から柱型が現れるのは(写真上)そこから増築部分なのかも知れない。HPには1957年の竣工とある。玄関まわりはもっとおもしろそうだが残念ながらよく見えない。
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