2011年8月26日 (金)

古墳時代(1)

 この夏に考えたことをメモしておきます。ある種の物語の背景もしくは世界観のようなものですが、物語にするには時代が長すぎます。というか、これ自体が物語なのかも知れない。

 弥生時代がいつ始まったのかは現在ものすごく動いています。わたしは紀元前3-4世紀に始まったと習いましたが、ウイッキでは前10世紀からとしている。炭素同位体測定もどこまで当てになるのやら。時代区分と同時に文明の順序も揺れています。昔は縄文時代は非農耕文化と当たり前のように言われていましたが、有名な三内丸山遺跡で豆類が見つかるなど焼畑農耕を行っていた節がある。わたしもそうだと思う。もともと狩猟オンリーの文化なんてマルクスの考えた経済モデルであって、実在するかどうかはあやしい。

 弥生時代になってから鉄器と稲作が入ってきた、というのもアウトになった。稲作は鉄器より前に入っているらしいことが分かってきている。いわゆる赤米で小規模栽培の呪的な作物だったようです。ただし、稲作が大規模化するのはそれほど古くないと思う。登呂遺跡や吉野ヶ里遺跡が拡大するのが弥生時代後期です。2-3世紀あたりで爆発的に大きくなる。このころに稲作の技術革新があったと見るべきでしょう。

 稲作の収量拡大によってムラからクニへ拡大する、というのもあやしくなっている。それもやはりひとつの経済モデルであって、実際とは違うでしょう。わたしは収穫の爆発的な増大の後、米が採れなくなるのではないかと思う。なぜなら弥生時代後期から、泥沼の内戦状態へ突入するからです。それが古墳時代でした。

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