2026年2月18日 (水)

大坂豊田ビル(1962)の白大理石

玄関ホールの白大理石が華やかだ。黒い筋が網の目のように走っていて動きがある。珍しい石材だと思う。不動産情報によれば2001年耐震補強により外観は変わっている。

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2025.05.25、大阪市中央区

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2026年2月17日 (火)

京阪新瓦町ビルの馬

ビルを所有する京阪神ビルディングは、設立当初の社名を京阪神競馬株式会社といい、場外馬券売り場などを手掛けていた。このビルを建てたころには社名から競馬は落ちていたが、こうして壁面に刻み込まれている。馬が楽し気でよろしい。

ブログ「モダン周遊」によれば、彫刻家の植木茂の作品だそうだ。京阪神ビルディングのHPによれば、日本設計工務設計、鹿島建設施工、1962年竣工。
https://suzumodern.exblog.jp/25069587/

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2025.05.25、大阪市中央区

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2026年2月16日 (月)

山本家住宅(T4-7)の図案タイル

外部トイレの壁タイルを見てきた。とても美しい。這いつくばって写真を撮った。8弁の法相華という感じの図案だ。ダントータイル社製のマジョリカタイルだそうだ。今度いったら、もっと詳しく観察してみる。

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2026.02.15、兵庫県姫路市

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2026年2月15日 (日)

淀屋橋スカイテラスでスケッチした

30階にテラスがある。半分は屋根がなく青空が広がる。眼下の中之島はまるでおもちゃ箱のようだ。レンガの中央公会堂や図書館、日銀がミニチュア模型のようにかわいく並ぶ。とてもよい。

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2026.02.14、大阪市中央区

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2026年2月14日 (土)

旧島津製作所本社(1927)のサラサ石

玄関の階段脇がサラサ石だった。よく見ると、ドア枠も似た石材を使っている。ドア枠まで石にするのは珍しかろう。今まで見過ごしていたのは恥ずかしいが、だんだん石材が見えてきたのはうれしい。

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2026.02.13、京都市中京区

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2026年2月13日 (金)

長者湯

大垣書店のある堀川新文化ビルから西へ歩いてすぐのところにあった。唐破風に似た玄関がかっこよい。古いまま大切にお使いになっているのが分かる。銭湯閉鎖のつづく昨今、貴重な歴史資産である。今度入りにいきたい。

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2026.01.22、京都市上京区

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2026年2月12日 (木)

JR長岡京駅の柱種票

架線用の柱に陶器製のきれいな柱種票が埋めこまれている。コンクリートの文字の上は「日」下は「工」だ。つまり日本コンクリート工業(株)1982年製だと分かる。N-6500は製品名で曲げ強さが1Mあたり6500Kgという意味だろう。1M当たり6.5トンの力が加わっても折れないのだから相当強いことが分かる。

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2026.01.19、京都府長岡京市

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2026年2月10日 (火)

東華菜館の夜(1926)

極彩色のアラベスク模様の天井が明かりに照らしだされて、宝石箱を覗いたように美しい。夜道から見あげたときの見え方も建築家は考えているのだと思う。さすがである。

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2026.01.07、京都市下京区

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2026年2月 9日 (月)

大阪メトロ 御堂筋線 本町駅(1933)

大阪万博2025に合わせて改装された。この駅がもっともスマートだと思う。余分なものを付け加えなかったおかげで、開業当時のわくわくするような未来感がよみがえっている。

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2026.01.31、大阪市中央区

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2026年2月 8日 (日)

小林一三記念館(1937)のポルトロ大理石

旧居間に暖炉風電熱暖房器具が当時のまま残っている。その黒大理石が美しい。夜空を走るイナヅマのようにも龍のようにも見える。黒大理石はポルトロともいいイタリア産が有名だそうだ。これがどこの石なのかは知らない。

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2026.02.04、大阪府池田市

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2026年2月 7日 (土)

JR大阪駅東の跨道橋

小さなアーチが連続する橋脚が道路中央に壁のように立っている。道路幅をとるために橋脚を極限まで薄くするとこうなるのだろう。アーチのむこうを車が通るとパラパラマンガのようでおもしろい。

以前はオレンジ色のナトリウム灯だったのでもっと不思議な感じがした。いまは白色LED灯に変わって不思議感は薄れたがアーチはよく見えるようになった。

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2026.02.04、大阪市北区

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2026年2月 6日 (金)

旧三菱銀行京都支店の更紗石(1925)

そういえばサラサ石があったと思い出して行ってみた。四条烏丸の京都ダイヤビルに解体した三菱銀行の部材が保存されている。よく遺してくださった。それにしても、この美しい石材を解体したとは惜しげのないことをしたものだ。そういう時代だったのだろう。サラサ石は他でも見たことがあるような気がするので、引き続き探してみる。

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2026.01.30、京都市下京区

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2026年2月 5日 (木)

松竹座さようなら?

2026年5月公演で閉館するというのでスケッチしてきた。しょうちくの発表では設備更新が理由とある。劇場は容積が大きいから特別な空調設備が必要だ。緞帳やセリ、背景の昇降機など舞台装置ある。1997年の建て替えから30年なのでそうした設備の更新時期なのだろう。その費用の捻出に苦心なさっているのだと思う。

今後どうするのかは決まっていないらしい。1997年にせっかく外壁保存したのだから、外観はぜひ活かしてほしい。劇場以外への転用も技術的には難しくない。なにか楽しい計画を期待する。

松竹発表 shochiku20250828-1.pdf

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2024.02.03/ヴァフアール水彩紙粗目F4、グラフィックペン0.5、固形透明水彩/大阪市中央区  

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2026年2月 4日 (水)

明治屋ビル(1924)

 曾中條建築事務所の作品。離れてみると塔屋がかわいい。まじかで眺めてみたいものだ。南本町通り側から見あげると、タイルを貼り変えたようなタテ目地がある。目地から右側が古そうだ。戦災復興だろうか。

そういえば戦前の堺筋側立面にはもっと装飾があって華麗だった。最近入手した「近代建築画譜」(1937)から当時の雄姿を紹介しておこう。6-7階はレストラン「中央亭」だったそうだ。行ってみたい。

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2026.01.31、大阪市中央区
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「近代建築画譜」(1937刊、円満字所有)より

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2026年2月 3日 (火)

世界初の平野橋(1935)

よくあるアーチ鉄橋かと思ったら、世界初の逆ランガー橋だそうだ。普通の鉄橋はアーチ材が太い。それと比べてランガー式は道路部分を太くすることでアーチ材を細くすることができる。

アーチが道路より上にあるのがランガー橋で下にあるのが逆ランガー橋だ。なるほどそれで華奢な感じがするんだね。アーチ材が軽くなるので施工時の吊りこみが楽になるのだろう。なるほど世界初の美しき橋である。

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2026.01.31、大阪市中央区、東横堀

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2026年2月 2日 (月)

大手橋のモダニズム(1916)

メラン式かと思ったが、単なるアーチ構造らしい。ほんとかな。アーチ上に並ぶ路盤を支える壁柱がそのまま伸びて手摺り支柱になるところがかっこよい。美しいモダニズム橋梁である。

清水建設のHPに竣工時の写真が載っている。金属製部分は失っているが、構造体はほぼそのままだ。橋灯や手すりは当初とかたちが違うようだが、よくできていると思う。

清水建設HP https://www.shimz.co.jp/works/jp_trans_192606_otebashi.html

メラン式とは鉄骨アーチを鉄筋コンクリートで巻く工法だ。鉄筋コンクリートは鉄骨の保護と同時に補強にもなっているのだろう。しかも、コンクリート型枠を鉄骨から吊り下げることができるので大掛かりな足場を必要としないという優れものだ。日本へは琵琶湖疏水で実験的に導入され、以後全国に普及した。

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2026.01.31、大阪市中央区、東横堀

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2026年2月 1日 (日)

スタジオ64(1986)

曲線の入ったバルコニーがリズミカルだ。手すりも同じように曲がっているところが芸が細かい。2階の曲線サッシュは特注だろう。2階以上の壁面は継ぎ目があるのでコンクリートパネルを吊りこんでいるのではないかと思う。

不動産情報によれば1986年の竣工で鉄骨鉄筋コンクリート造。設計、施工は不詳。バブル景気のころの建築はもっと評価されてよいと思う。

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2026.01.31、大阪市中央区

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2026年1月31日 (土)

みんなのあこがれアメリカンキッチン

明るくて清潔なあこがれのキッチンがここにある。ともかく明るくて風通しがよい。そして、ほぼ当時のままなのがとてもよい。つまみはすべてガラス製なのも素敵だ。#まいまい京都

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2026.01.25、京都市左京区「駒井邸」

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2026年1月30日 (金)

京都市京セラ美術館東玄関の大理石は更紗石ではないか

石灯篭を見るのは楽しい。たいがいは形を見ていて石材に注目することはなかった。ところが男山八幡の石灯籠に大理石のものがあった。大理石は珍しかろう。相当に美しいのである。

ネット検索したところ岐阜県金生山(きんしょうざん)産の更紗(さらさ)石がヒットした。そういえば岡崎公園の美術館の東玄関の大理石もこれとよく似ている。あれも更紗石なのかもしれない。

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2025.11.22、男山八幡宮、京都府八幡市
2023.01.10、京都市京セラ美術館、京都市左京区

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2026年1月29日 (木)

男山八幡宮表参道の鉄で補強された石造手すり

いつごろから参道整備に鉄資材が使われるようになったのか。ここにあげた事例は竣工年を確認していないが、およそ明治以降のものだと思う。石工と鍛冶屋のコラボレーションは明治期に開花したのか。それとももっと前から始まっていたのか。鍛冶屋さんの歴史をたどるべきだろう。今後のわたしの課題である。

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2025.11.23、京都府八幡市、男山八幡宮参道

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2026年1月28日 (水)

波に千鳥の換気口

他では見たことがない。なかなかかわいい。トユで使われるような塩ビ製に見える。1970年ごろのものかと思うが、もっと新しいのかもしれない。

別の図柄もあるのだろうか。これまで70年代建築に注意してこなかったので見過ごしていたのかもしれない。これからは気を付けてみる。

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2025.12.20、兵庫県養父市

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JR摂津富田駅の双頭レール

プラットホーム上屋に使われている鉄骨は明治時代のI型レールで、いわゆる「双頭レール」と呼ばれるレアものだ。鉄道かいわいではここにあることは有名らしい。わたしは知らなかったので驚いた。

いたってシンプルな構造で美しい。他ではあまり見ない珍しいかたちだと思う。ウイッキによれば摂津富田駅は1924年開業だそうだ。かたちはそのころに見えるが、六角ボルトで締めているので戦後かも知れない。

双頭レールとは古くなったらひっくり返して使えるレールで、2倍の期間使える優れものだ。ただしレールの固定が難しいので使われなくなっていったらしい。
 
むかし高架になる前の福知山駅で見た覚えがあったが、ここにもあったとは。他にもあるのかもしれない。探す愉しみが増えた。

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2026.01.27、大阪府高槻市

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2026年1月27日 (火)

駒井邸のバスルーム

バスルームが公開されていた。初めて拝見する。風呂桶が入れ替わっていたが他は竣工当時のままだった。バスルーム内の流しがとてもよい。

流し下収納が床から浮いているところや、建具枠の下側までタイルで覆っているところなど細やかな心遣いがとてもよい。#まいまい京都

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2026.01.25、京都市左京区、まいまい京都ツアーにて

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2026年1月26日 (月)

駒井邸の黄色い型ガラス(1927)

ダイヤと呼ばれる型板ガラスである。ザラメのような凹凸が光を拡散して階段室を黄色に染める。黄色いガラスは礼拝室によく使われる。心を落ち着かせる効果があるのだろう。階段室は駒井邸の一番の見どころであるが、それはこの黄色い型板ガラスによる効果が大きい。

大正期の国産型板ガラスは4~5ミリと分厚かったようだ。これが2~3ミリとベルギー産なみに薄くなるのは1930年以降だそうだ。もしそうだとすれば、このガラスは薄いので輸入品ということになる。

材料からみた近代日本建築史その3、板ガラス生産と近代の日本家屋
https://www.kensetsu-plaza.com/kiji/post/29651

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2026.01.25、京都市左京区、まいまい京都ツアーにて

 

 

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2026年1月25日 (日)

なぜ駒井邸の手すりがゾウの鼻のようなのか

階段の曲がり角は踊り場ではなく三角形段板3枚による回り階段となっている。通常の設計ならば下側の手すりは角の支柱に突き当たって終わる。ここではゾウの鼻のように上へ伸びている。なぜか。

もし下の手すりがまっすぐ支柱に当たっていると、角を曲がるとき手すりを持ち替えねばならない。持ち替えるとき手が手すりからいったん離れる。回り階段は段板が狭いので足を踏み外すおそれがある。

そんなときに一瞬であっても手すりから手がはなれるのは危ない。そこで上下の手すりの継ぎ目で高さをそろえて、手がはなれないように工夫したのだろうとわたしは思う。行き届いた設計である。よく考えられていると思う。わたしも見習わねば。#まいまい京都

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2026.01.25、京都市左京区、まいまい京都ツアーにて

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二丁掛の布目はかなり珍しいのではないか

一丁掛けはレンガの小口サイズ。小口とはレンガ6面のうち最も小さい面をいう。二丁掛はその倍の寸法を指す。およそ1:4の比率になる。布目の二丁掛はあまり見ないと思ったので、しゃがみこんで撮った。とても良き。

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2026.02.22、京都市上京区

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2026年1月24日 (土)

シナモンクッキーに似た二丁掛タイルを見つけた

クッキーにこんな柄があったように思うが定かではない。ともかく今まで見たことのない型押しタイルを発見できてたのでとてもうれしい。 

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2026.01.22、京都市上京区

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2026年1月23日 (金)

旧木村時計店の4面時計

4面時計は1台の時計機械で4方向の針をまわす優れものだ。おそらく中に機械が残っているのではないか。かつて京大時計台や同志社女子大栄光館などに据えられていたが、今はデジタル化されて機械は撤去された 。残っていれば珍しい。

京都新聞に記事あり 
時を超えた時計塔突如出現の謎“銀幕モダン”今に|THE KYOTO|京都新聞
(有料記事なのでわたしは未読である)

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2026.01.22、上京区

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2026年1月22日 (木)

カトリック八幡教会(1954)の色ガラス

中央はあざやかなグリーンの型板ガラス。左右は梨地の型板ガラスで色が付いているように見える。2種のガラスなのか、1種のガラスの表裏をひっくり返しただけなのか。教会堂の色ガラスは黄色が多い印象だが緑色も美しい。

大切にお使いになっていることが外から見てもよく分かる。戦後の京都のカトリック教会は振興木構造が多いので、ここもそうかもしれない。

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2025.11.22、京都府八幡市

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2026年1月21日 (水)

ニデック京都タワービル(1964)

行くたびに撮っている。からし色のプラスチック板が描く曲線が美しい。眺める位置によって曲線が変わるので上がったり下りたりして撮っている。楽しい。 

2025.07.25 京都タワービルの手すり
2025.07.02 ニデック京都タワービルの階段
2025.04.28 ニデック京都タワーのフードホール階段
2021.12.12 山田守の未来都市ここにあり

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2026.01.12、京都市下京区

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2026年1月20日 (火)

新京極のパテー館(1911)

以前ご紹介したところ、辻野さんから映画館の跡と教えていただいた。調べたところパテー館(朝日座、弥生座)らしい。レンガ壁は防火壁だと思う。延長が短いのは映写室だけを囲っているからかもしれない。

レンガ壁に隣接して、もうひとつのレンガ壁がある。その上に大正期と思われる木造壁が残っている。細かい横板は木摺りといい、プラスター下地によく使われる。これがパテー館の本体なのだろうか。

大正期の新京極を調べるために絵ハガキを集めている。ここに挙げた2枚は新京極通りに立って北を望んだ写真だ。突き当りが今の六角広場で夷谷(えびす)座が南面しているのが写っている。

1枚目の右側は映画館「キネマ倶楽部」で、その隣の洋館がパテー館だ。2枚目の右側がパテー館。入り口の上に看板絵が並んでいる。

いずれも大正時代の写真と思われる。この写真と同時代のレンガ壁がそのまま残っているのが不思議だ。

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2026.01.18、京都市中京区
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2026年1月18日 (日)

南海なんば駅大階段の吹き抜け(1990)

高島屋大阪店とスイスホテル南海大阪の隙間の吹き抜けのガラス天井。空中をエスカレータが飛ぶスペクタクルな場所でかっこよい。吹き抜けに面してシースルーエレベータがあり、用もないのに乗ったりする。楽しい。

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2025.08.23、大阪市中央区

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